土地が見つかるまで③
こんばんわ。
今回は比較的短期間で戻ってきました。
前の記事から、自分の中では2・3日の感覚なのですが、実世界ではすでに1週間以上…。
この土地が見つかるまでシリーズも今日で3回目で、見つかるまでにあと何回必要なんかな、っていうくらい細かい話が続いていますが、張り切って行ってみようと思います。
本日は、前回に続き、土地を決めるにあたって大事にしていたポイントの理由、です。
6.川や池が近くにない(私の希望)
これは、生まれ育った実家が川の近くにあったことと、小中学校の通学路に池がいっぱいあったことからくる希望です。
実家があった場所は、真横が川で、大雨が降った日は茶色く濁った大量の水が流れていました。幼心にも、この川の中に入ったら一瞬で死ぬな、というのがわかるくらい、恐ろしい水量でした。また、母がよく、大雨が降ると怖くて眠れない、ということをつぶやいており(私が高校生になってからくらいですが)、川は危険なものだ、というイメージを持つようになりました。
あと、池は、蚊などの虫が多かったり、あの池特有のにおいが今いち好きになれない、といった理由からです。
こうしたことから、近辺に水があることを極端に嫌うようになりました。いくつか、土地を決めるにあたって設定した条件の中で、妥協した項目があるのですが、この水関係は絶対に譲れない条件でした。
7.スーパーが徒歩圏内(私、嫁さん希望)
こちらは、特に社会人の一人暮らしからの経験です。これまで住んだところは、どこも徒歩で行くには遠く、大変でした。なので、できることならスーパーが徒歩圏内がいいなーと思っていました。
8.小中学校が徒歩15分以内(私の希望)
これは何となく、です。市内に住んでいた嫁さんはともかく、郊外の市町村に住んでいた私は、小学校まで徒歩20分、中学校まで徒歩30分というところに住んでいました。まあ、今思い返すと、足腰が鍛えられたり、一人で色々と考える時間がたくさんあってよかったな、とも思いますが、やっぱり、交通安全や、防犯のことを考えると、近い方がいいかなぁ~ってところです。
9.私が慣れしたしんだ地域がいい(私の希望)
私の希望ばっかりですが(笑)、これは、同じ地元の市でも、よく知っている地域と、あんまり知らない地域とがあったので、どうせなら、それこそ雰囲気をよく知っている、地元周辺の地域がいいな、というものでした。
10.予算内がいい(私の希望)
これはみなさんそうですよね。特に、家にお金をかけたい!と思っていた私は、これだけたくさんの条件をつけておきながら、土地の予算を低く設定していました…笑
11.整形地がいい(私の希望)
これはなんとなく、です。整形地でないと、スペースをうまく使えないのではないかな~くらいの感覚でした。なので、珍しい形の土地でも、うまくスペースを活用できるのであれば、全然OK、というくらいの条件でした。
12.がけの近くではない(私の希望)
だんだん、私の感覚がばれてきそうですが、これも、川に近くないほうがいい、と同じく、防災的な視点です。やっぱり、大雨のたびに土砂災害の恐怖を感じるくらいであれば、初めから選ばないでおこうと思っていました。
思い返すと、一番初めに住んでいた川の近くの実家(借家)は、住宅の裏手に小さな庭があって、その庭の向こうにフェンスがあって、川、という位置関係でしたが、引っ越しする間際くらいの時には、この庭の一部が陥没(!?)して川の方に土砂がいっていたように記憶しています。当時はまだ小学生だったので、なんとも思っていませんでしたが、今思うと、恐ろしいところに住んでいたのだな、、、とゾッとするばかりです。
13.林等の近くではない(嫁希望)
池の近くがイヤ、とも重複しますが、虫が苦手な嫁さんのたっての希望です。
僕も苦手なので、これには同意しました。
以上、長々と記載しましたが、これが私が設定した条件の理由です。実際、不動産屋さんで上記の条件とその理由をアツく語ったのですが、いくつかの不動産屋から、特に防災面で、「心配し過ぎですよ~」みたいなコメントをいただきました。
もちろん、私も大人なので、「そうですかぁ?へへっ」的な受け答えをしましたが、残念ながら、この感覚がまだまだ一般的な防災意識なのかな、と思います。
先祖代々受け継いだ土地で離れられない、昔、土地を選んだ時は今ほど防災は重要視されていなかった、今からはお金の面で引っ越しが無理、とか、何かしらの理由があるのなら全然わかりますが、自分の自由意思で住むところを決められる局面で、単に無知だから、という理由で、わざわざ防災上のリスクが比較的高いところを選んでしまうのは、非常にもったいないと思います。
自治体の防災意識も高まってきているので、近年では浸水リスクや土砂崩れリスク等が積極的に公表されています。
そこをあらかじめ把握したうえで土地を選ぶだけで、いざ、というときの安心感が全然違うと思います。もちろん、自分だけは大丈夫、という正常化バイアスにかかってはいけませんが…。
ちょっと長くなりましたが、過去に床下浸水も1回経験しているだけに、ここは非常に熱が入る部分となります。
また、同じ話でアツく語るかもしれませんが、ご容赦ください。。。
次回以降は、土地が決まるまでの悪戦苦闘の日々を記したいと思います。